筋肉量が低下してしまう!?

有酸素運動のみを行うと、脂肪が燃焼すると同時に筋肉量も低下してしまいます。筋肉量が低下してしまうと結果として、代謝が悪くなり体脂肪がつきやすくなってしまいます。すると、一時的に痩せたとしても、有酸素運動を少しサボってしまうとリバウンドをしてしまうおそれがあります。

一般的には脂肪を減らすよりも、筋肉をつける方が時間がかかると言われていますので、筋肉量を低下させないように気をつけたいところです。筋トレをする際は、ダンベルなどで腕などの一部の筋肉をつけるだけでなく、できるだけ全身を動かすようなトレーニングをこまめに行うとよいでしょう。

運動前の筋トレがおすすめ

有酸素運動の前にスクワットや、腹筋、腕立て伏せなどの筋トレを行うことで成長ホルモンが分泌し、脂肪を分解しやすくしてくれます。その状態で有酸素運動を行えば、有酸素運動のみよりも体脂肪を減らすことができるでしょう。ただし、激しく息切れする有酸素運動は逆効果となるので気をつけます。

体脂肪を落とすためのおすすめ筋トレ方法5選

筋肉量をアップさせるため、有酸素運動の効果をよりあげるために最適なおすすめの筋トレを動画を交えて、5つ紹介します。家の中でできるものばかり、今すぐにでもはじめられます。

スクワット

スクワットはお尻から足全体を鍛えてくれ、下半身に効果的な筋トレです。とくに女性は下半身の皮下脂肪が溜まりやすい傾向があるので、下半身を鍛えてくれるスクワットは女性におすすめの筋トレと言えます。

スクワットの方法
①:肩幅より少し足を広げて立ち、腕は肘を曲げて握りこぶしを作ります。
②:背筋を伸ばし、両肘が太ももにつくようにしてしゃがんで立ち上がります。
③:お腹とお尻、胸を意識しながら①と②を繰り返します。スピードを遅くすれば遅くするほど、身体への負荷は強くなりますので、無理のないペースで行うようにしましょう。

腹筋(クランチ)

腹筋を鍛えるクランチは、お腹周りの筋肉を鍛えてくれるので、ぽっこりお腹に悩む女性だけではなく、内臓脂肪が溜まりやすい男性にもおすすめです。行う前に、タオルを2枚用意しましょう。

クランチの方法
①:足を腰の幅に開いて仰向けの状態になり、腰の下にタオルを敷きます。
②:太ももの付け根、膝を90度に曲げるように足を浮かせます。
③:もう1枚のタオルをお腹の上に乗せて、両手は交差させて胸の上に乗せます。
④:お腹の上にあるタオルを下げるように意識しながら、頭をお腹に向かって4数えて、息を吐きながら近づけ、何回か繰り返します。