体脂肪が低すぎると…

体脂肪は高いことばかりを気にしがちですが、低すぎても良いとは言えません。体脂肪が低すぎると、どのような点でデメリットになるのか解説していきます。

冷え性になりやすい
脂肪は身体の保温機能の役割も果たしていますので、体脂肪が低すぎると体温が低下し、冷え性になりやすくなります。

疫力が低下する
体脂肪は身体の中で血液や肌、髪の毛、筋肉などの生成にかかせないタンパク質の調整に役立っています。タンパク質と体脂肪のバランスを上手く取ることは、身体の免疫力を高めてくれることも期待できます。しかし、体脂肪が低すぎてしまうと、体内でエネルギーとなるタンパク質の消費バスンスが乱れ、免疫力も低下し、風邪をひきやすくなります。

体脂肪を増やすための3つの方法

体脂肪が低すぎる方は、健康維持のために体脂肪を増やすことが必要です。体脂肪を増やすための方法を、3つご紹介していきます。

①:よく食べる

体脂肪を増やすための最も簡単な方法は、食べることです。とくにダイエットでは、よく控えるように言われている、米や麺類といった炭水化物や糖質はエネルギーを生み出すもとになるので脂肪にも変わりやすいです。そのほか、脂質が多く含まれている肉類や卵なども、積極的に摂取し、鳥肉ならカロリーの高い皮の部分も食べるようにすれば、より体脂肪を増やすことが期待できます。ただし、簡単に増やしたいからといってお菓子や、炭酸飲料、ファストフードの食べ過ぎは、不健康に太ってしまう原因になりやすいので気をつけましょう。

②:タンパク質を意識する

身体を作るタンパク質は、体脂肪を増やしてくれますので、タンパク質が入った食材を意識して摂取するとよいです。タンパク質が多く含まれている食材としては、ツナや鳥のささみ、豆類などがあります。胃腸が弱く食事で摂取しきれない方は、プロテインといった栄養補助食品を使うという方法もあります。

③:運動する

運動をすると逆に体脂肪が低下してしまうのでは?と思う方もいるかもしれませんが、体脂肪が低下している人の中には、筋肉量も同時に低下していたり、ストレスがたまっていたりする人もいます。より健康的に体脂肪を増やすためには、食事だけではなく、身体のバランスを整えることも重要となってくるので、ストレッチや有酸素運動などを定期的に行うことで、筋肉量を増やしたり、ストレスを発散させたりするとよいでしょう。