体脂肪率は高くても低くても良くない理由
体脂肪率は高すぎても低すぎても、健康状態にリスクがあるとされていますので、標準を維持するようにしましょう。体脂肪率が高い場合と低い場合の健康リスクについて、見ていきます。
体脂肪率が高いと
体脂肪が高いと、特定のホルモンや成分の分泌が過剰になりやすく、病気を発症するリスクが高くなります。とくに内臓脂肪が高い状態の肥満を指す「メタボリックシンドローム」は、様々な病気との関連が確認されています。その中には、日本人の死因上位に入っている病気も多いので、体脂肪率が高い方は、日ごろから気をつける必要があります。
体脂肪率が高いことにより発症する可能性がある病気
・糖尿病
・高血圧症
・ガン
・高脂血症
・動脈硬化
・心疾患
・脳疾患など
体脂肪率が低いと
体脂肪が低い=健康によいイメージを持っている方もいるかもしれませんが、脂肪は身体のエネルギー源であり、内臓の健康を保つためには必要不可欠なものでもあります。そのため、標準よりも低すぎる体脂肪率は、健康に良いとは言えません。
病気のリスクが高まる
体脂肪は体温調整の役割や、体内に摂取したタンパク質をコントロールすることで、免疫力をアップする働きもあります。そのため、体脂肪率が低いと風邪をひきやすくなったり、血管が破れやすくなり、脳疾患をひきおこすリスクがあります。
女性の場合はホルモンバランスが乱れる
女性ホルモンのバランスが乱れると、肌や髪の調子が悪くなったり、生理不順や更年期障害を引き起こしやすくなったりします。
女性の場合は体脂肪率が低すぎると、ホルモンバランスの異常をきたす可能性もあります。その結果として、生理不順や早発性閉経をもたらす可能性があります。
引用:カラダノート
妊娠しにくくなることも
妊娠や出産時には、エネルギー源となり、胎児を守るクッションの役目をする脂肪がたくさん必要になりますので、体脂肪率が少ないと、身体は妊娠準備がまだできていないと判断し、妊娠しにくくなるということもあります。